市販の日本酒に美白成分のコウジ酸と保湿成分のグリセリンをプラスするだけで透明感、美白効果、保湿効果やアンチエイジング効果がさらにUPします。材料費約300円(100ml)で作ることができますのでとても経済的です。

日本酒で美肌になる

@cosme でベストコスメ大賞の化粧水部門を受賞したこともある美容アイテムとしても人気が高い日本酒には、実はたくさんの美容成分が含まれているのです。

日本酒には約20種類のアミノ酸をはじめ、美肌の栄養成分が多量に含まれているため、美白、保湿やアンチエイジング効果などの効果が期待できます

料理用や飲むのはもちろん、拭き取り化粧水や化粧水として使うのもおすすめです。また、手作り化粧水の基剤としても使える万能アイテムです。


ちなみに私は拭き取り化粧水として日本酒を使っていますが、さっぱりとした使い心地で次に使う化粧水の浸透がよくなるので気に入っています。また夏季限定の全身用化粧水としても愛用しています。

コウジ酸のあれこれ

コウジ酸(Kojic Acid)は1907年に麹から発見された化合物です。三省製薬が開発し、1988年から医薬部外品の美白剤として承認を得ています。(wikipedia)

コウジ酸は実はとても人気のある美白成分で、データが少し古いですが、コウジ酸を含有する医薬部外品の数は186商品に上っています(平成15年3月7日時点、一部リニュアル商品あり)。

(参考: https://www.mhlw.go.jp/houdou/2003/03/h0307-2.html)

コウジ酸の安全性

①食品

実は日本酒にはコウジ酸が(ほとんど)入っていません。

えっ!麹菌を使って日本酒を製造するのにコウジ酸が入っていないの?と思われるかもしれませんが、以下の調査結果によれば、日本酒 からはコウジ酸が検出されませんでした(検出限界:0.2ppm)。調査結果では味噌や醤油からはコウジ酸が検出されましたが、濃度1ppm(0.0000001%)程度の含有量であり、動物試験で腫瘍の発生が見られた濃度に比べ、製品中のコウジ酸濃度は現時点においては極めて限られたものであると結論づけられました。

麹菌

コウジ酸がほとんど検出されていない理由としては、麹菌を製造に用いる食品(日本酒や味噌など)において糖の発酵によりコウジ酸も産生されるが、食品中のコウジ酸は微生物、酵素等によって分解されるためと考えられます。

菌の種類や製造方法等によって生産されるコウジ酸の量や分解される量も異なると考えられるので、日本酒も、もしかしたら検体数を増せば検出されるのかもしれませんが、検出されたとしてもppmレベルと推測します。

以下が報告書です。ご参考までに。


「食品中に含有されるコウジ酸含有量の調査として、味噌30検体、しょう油30検体、酒29検体について調査したところ、味噌1検体からは0.5ppm検出されたものの、その他の検体からはコウジ酸は検出されなかった(検出限界:味噌、しょう油 0.5ppm、日本酒 0.2ppm)。 なお、平成8年12月に、味噌11検体、しょう油2検体を分析した結果では、味噌1検体及びしょう油1検体からコウジ酸1.0ppmそれぞれ検出され、味噌4検体からは検出されず(検出限界0.1ppm)、味噌6検体及びしょう油1検体からは妨害ピークが認められたが、妨害ピークがコウジ酸であると仮定しても、その濃度は1ppm未満と報告されている。これら麹菌を用いて製造される食品は我が国の伝統食品として長い歴史を有するものであること、麹菌を製造に用いる食品においてはコウジ酸も産生されるが、食品中のコウジ酸は微生物、酵素等によって分解されると報告されていること、動物試験で腫瘍の発生が見られた濃度に比べ、製品中のコウジ酸濃度は現時点においては極めて限られたものである」 

出典:https://www.mhlw.go.jp/shingi/2003/06/s0627-11a.html


ちなみに、コウジ酸はマウスで肝細胞腫瘍の発生が認められたため、麹菌由来ではなく意図的に添加する食品添加物としてのコウジ酸は現在使用されていないとのこと。

②経皮吸収

マウスで肝細胞腫瘍の発生が認められたため、食品と同様にコウジ酸の経皮吸収等の安全性について検討されていましたが、結論として、コウジ酸を含有する医薬部外品を通常使用する条件であれば体内(血中)への吸収はほとんどないためリスクは小さい(厚生労働省、コウジ酸含有医薬部外品の安全性に関する検討会の検討結果(以下)、2005年11月掲載)と考えられます。


経皮吸収等についてコウジ酸を1%を含むクリームを健常人の女性 6 名の顔面に一日500mg 塗布したヒト経皮吸収試験では、血漿中濃度(定量限界 1 ng/mL)は塗布後3~6時間で最高値を示し、6名の被験者で最高血漿中濃度の平均値は1.54 ng/mLであり、コウジ酸の皮膚から体内(血中)への吸収はほとんどないものと考えられる。 また、ヒトにおける10年以上の使用経験から影響はないものと考えられ、これまで健康被害の報告もない。」

「④ まとめ 以上から、コウジ酸を含有する医薬部外品について、 

ヒトがコウジ酸を含有する医薬部外品を通常使用する条件下において、マウス及びラットにおいて高用量で認められた発がん性のリスクは現実的には極めて小さいと考えられること 

イ 通常の使用条件下において、コウジ酸が生体にとって特段問題となるような遺伝毒性を示す可能性は少ないと考えられること 

ウ コウジ酸の皮膚から体内への吸収はほとんどないこと、これまで特 段問題となるような健康被害の報告もないことなどから、医薬部外品として適正に使用される場合にあっては、安全性に特段の懸念はないものと考えられる。 なお、課長通知により指示した8つの追加試験のうち、これまでに 5 試験の結果が提出されているが、本検討会としては、これまでに提出された資料から、上記のとおり特段の懸念はないと考えるので、現段階において、残余の試験の実施については、必要はないものと考える。 」 

出典:https://www.mhlw.go.jp/shingi/2005/11/dl/s1102-8c.pdf 


上記の報告書の通り、 通常使用する条件であればリスクは小さいと考えています。ちなみに私は市販や自作のコウジ酸含有クリームや化粧水(濃度0.1~1%)を5年くらい使用していますが特に異常はありません(むしろ調子がいい)ので今後も使い続けたいと思っています。

※この記事では私がよく作っているコウジ酸入り日本酒美白化粧水の作り方を紹介していますが、コウジ酸の安全性が気になる方は作成しない、またはコウジ酸を添加しないレシピにしてみてください。日本酒+グリセリン(濃度3%など)だけでも保湿化粧水になります。

それでは、コウジ酸入り日本酒美白化粧水の作り方を紹介していきますね。

レシピ

材料はこの三つだけです。

日本酒 美肌…100ml 

コウジ酸パウダー…1g 

グリセリン…3ml 

※すべてグラム(g)で計測

器具

作り方

  1. 日本酒(100g)をビーカーに入れます。※ビーカーがなければ耐熱コップ等で代用可。
  2. 1.にコウジ酸パウダー(1g)を入れ、溶けるまでかき混ぜます。※コウジ酸は親水性ですが、常温では水への溶解度が低い(常温で約3%)ため、日本酒を電子レンジで200W~500Wで温めてから、または湯せんで温めながら少しずつ加えると溶けやすくなります。
  3. コウジ酸が完全に溶けたらグリセリン(3g)を入れ、かき混ぜたら完成です。

完成後は洗浄済遮光性ボトルに入れ、冷蔵庫で保管し、2週間以内に使い切ってください。保管条件によってはコウジ酸が再結晶することがあるのでなるべく早めに使い切りましょう。

作り方の詳細は↓の動画をご参考になってください。